ネトゲ(オンラインゲーム)といっても実に様々なジャンルのゲームがあります。
それ自体は家庭用ゲーム機のものとそれほど違いもないんですが、そんなことをいっては身も蓋もない訳で、とにかく思いつく限りを挙げてみたいと思います。
ロールプレイングゲーム(RPG)
自らが主人公となって世界の平和を取り戻す、ご存知ロールプレイングゲームです。
ネトゲの各ジャンルで比較した場合、タイトル数、ユーザー数とも現状では恐らくこのRPGが圧倒的と言えるでしょう。
前回の「オンラインゲームとは?」で例として挙げているため、読んで頂いた方にはなんとなくでも雰囲気はお伝えできているかと思います。できてたらいいな。
しかし、前回お話した以外にもオンラインRPGとそうでないものとには大きな違いがあるのです。
従来の(オンラインではない)RPGには冒険の果てに強大な悪の魔王が待っていて、これを倒すことでゲームクリア、感動のエピローグ、というのがセオリーですね。
しかし、オンラインRPGでは多くの場合、このような最後の強敵、ラスボスを演じる悪の魔王的存在は登場しません。したがって、ゲームクリアという概念も存在しないのです。
これはつまり、ゲームに明確なゴールが存在しないことと同義であり、「では何を目標にプレイしたら良いのか」という疑問も当然湧いてくるでしょう。目的もなくただひたすらモンスターを倒し続けるというのではあまり楽しそうではありません。
この問題を解消すべくオンラインRPGにはゲームクリアとはまた違った目標が用意されています。それはキャラクターのLvを上げることによって装備可能になる魅力的な武器や防具であったり、一定の条件を達成することで利用可能になるゲーム内システムや資格であったりと、それぞれのゲームごとに色々と用意されているのです。
ただし、これらの目標も結局は一時的なものであり、達成してしまえば「次」を見つける必要が出てくるため、最終的には日々の仲間とのやり取りや上記のような軽い目標から、自分なりの楽しみ方を見つけることができるかどうかで楽しさが決まるんだと思います。
家庭用ゲーム機のRPGが完結することを前提に書かれている「小説」であるとするならば、ネトゲは一日一日の出会いや体験を積み重ね、綴ってゆく「日記」のようなものであると言えるかもしれません。
さて、ここまでオンラインゲームのRPGを単に“オンラインRPG”と呼んできましたが、実はこの中でも大きく2種類に分けることができます。ひとつは「MMORPG」、もうひとつは「MORPG」と呼ばれるものです。これらについても少し触れておきましょう。
MMORPG
正式には Massively Multiplayer Online Role Playing Game といい、「多人数同時参加型オンラインRPG」などと訳されます。数百~数千人以上ものプレイヤーが同時に参加できるオンラインRPGを指し、現在メジャーなオンラインRPGはこちらのMMORPGであることが多いです(決してMORPGの方がマイナーである、劣っているという意味ではありません)。
MORPG
こちらの正式名称は Multiplayer Online Role Playing Game といい「複数プレイヤー参加型オンラインRPG」などの訳になります。数百~数千人が同時にひとつの仮想世界に集まるMMORPGに対して、こちらのMORPGでは比較的少人数、一般には数人~十数人程度の参加者が集まって仮想世界をつくり、ゲームを楽しみます。
MORPGのひとつの形態として、ロビーと呼ばれる参加者を集める場所があり、そこからゲームに参加するというものがあり、プレイヤーはここで一定人数のグループを結成して、ルームと呼ばれる仮想空間をつくり、そこで本格的なゲームを楽しむことになります。
しかし最近ではロビーシステムの変更や同時参加人数の増加により、MORPGに分類されるものでも一見するとMMORPGであるかのような印象を与えるものや、ゲームシステム自体にMMORPGとMORPGの両方を取り入れ、シーンによってそれらを使い分けているものも出てきており、一概には判断しにくくなってきています。
スポーツゲーム
野球、サッカー、テニスやゴルフの他、中にはそのゲーム独自のルールによる新しいスポーツまで様々なものがあります。
また、その内容もスポーツ選手を操作するアクション性の高いものから、はたまたスポーツチームのオーナーとなってチームを勝利に導くシミュレーション要素をもつものまでやはりこちらもゲームによって様々です。「アクションゲーム」「シューティングゲーム」などがゲームの操作やシステムによる分類であるのに対し、「スポーツゲーム」というジャンルはどちらかと言えばゲームのテーマによる分類になるのでちょっと違和感もあるんですが、それでも最近はこの「スポーツゲーム」というジャンルも随分数が増えてきており、最早ひとつのジャンルとして成り立っているのでしょう。
ファーストパーソンシューティングゲーム(FPS)
こちらは人によってはあまりなじみのない言葉かもしれません。
FPSはその名の通り一人称、つまりゲームの主人公の視点になって楽しむゲームです。「シューティング」というタイトルから縦や横方向にスクロールする画面上で戦闘機を操作するものを連想してしまいそうですが、実際にはFPSとはゲームセンターでおなじみの拳銃などを装備して派手な銃撃戦を繰り広げるようなものを指してこう呼びます。飛び道具ではなく剣などでも一人称視点のものはこれにあたります。
ただし、これらのゲームには主人公の視点ではなく、すぐ後ろ側から俯瞰するような視点のもの(視界はFPSと大差ないものの、主人公の後姿が見えているような状態)もあり、これらは厳密にはFPSではなくTPS(サードパーソンシューティング)というジャンルに分類されます。
音楽ゲーム(音ゲー)
音楽にあわせてタイミングよくボタンやキーを押し、得点を競うゲーム。こちらもゲームセンターではすっかりおなじみですね。
もともとは画面上で音楽にあわせてマーク(?)が落ちてくる程度のシンプルなものが主流でしたが、最近では一緒に可愛らしいキャラクターが登場して踊ったり、画面上を元気に走り回ったりするものも出てきました。
対戦型カードゲーム
プレイヤーが各々手に入れたカードを持ち寄って対戦します。
このジャンルのゲームというのは現在はまだそれほど多くもないものの、ある意味オンラインゲームの特性をもっともうまく利用したゲームといえるのかもしれません。
現実にカードゲームで対戦する場合、参加者は指定の場所・時間にわざわざ足を運ばなくてはならないところを、オンラインゲームでは、好きなときに自分の部屋で、わざわざ遠くまで足を運ぶ必要もないというわけです。さらに、複雑なルールの処理・判定などもコンピュータが行ってくれる分、初心者にも取っ付きやすいというメリットも。
その他のゲーム
ここまでに挙げている以外にも、家庭用ゲーム機では定番のジャンルともいえるアクション、シミュレーション、カーレースや、シンプルな麻雀やトランプ、囲碁、将棋などのテーブルゲームももちろんあります(ネトゲで純粋なシューティングゲームはあまり見ない気がします)。実は上に書いている対戦型カードゲームも大きくはテーブルゲームに分類されます。
この他にも最近ではジャンル分けに困るような個性的なネトゲも続々と登場しており、何やら「コミュニケーションゲーム」というジャンルもできつつあるとか。恐らく今後はさらに様々なジャンル、システムのネトゲが登場していくことでしょう。
![]()
関連記事
人気ランキング
※ 関連記事の表示回数に基づく
おすすめ
Favorite Site
Access Ranking